真珠の養殖
■貝そのものから自家生産
昭和27年、大村湾の川棚で、川棚真珠漁業生産組合という名称のもとに、真珠養殖事業を開始し、29年には、長崎県・小佐々町楠泊に工場を移転しました。 35年から39年には、長崎県に湯之本、奥浦、千尋藻、対馬の4工場を開設して、ほぼ体制が整い、58年になると、アコヤ種苗生産施設を建設し、人口栽苗を開始しました。 その後、長崎県に黒崎、網島工場を、熊本県に倉岳工場を増設して、挿核工場6、母貝工場2、種苗センター1という現体制が整い、母貝、挿核細胞用の貝の生産が全て自家生産でまかなえるようになりました。
業界、海況ともに厳しい中にあって、漁場の特性と蓄積した養殖技術を生かしながら「良質のあこや貝で美しい真珠を生産」することをモットーに精励しています。
■養殖作業
| 1.挿核 | 真珠養殖の第一段階では養殖された母貝の体内に「核」(アメリカのミシシッピ川産のドブ貝を丸く削ったもの)を挿入し、外套膜(貝殻をつくる成分を分泌する膜)から真珠質を分泌させて核のまわりに真珠層を形成していきます。 |
| 2.養生 | 核を挿入したアコヤ貝は養生カゴに入れられ、波の静かな内海で1ヶ月ほど休ませた後、沖合いの養殖いかだに移されます。養殖期間中(約1年間)は母貝が順調に真珠を育むように「貝掃除」(貝についた海草や藻、フジツボなどを取り除く作業)を、何度も念入りに行ないます。 |
| 3.浜揚げ | 通常1年ほどで いよいよ「浜揚げ作業」が行なわれます(真珠の採取作業)この作業は真冬に行なわれます。 その理由は海水の温度が下がり真珠の色目とテリが一番鮮明になるからです。
母貝の体内から輝く真珠が取り出される瞬間です。 |
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真珠の加工
■真珠の加工・販売
金子真珠では、あこや真珠の加工、卸、小売販売を一括して営んでいます。 養殖場から浜揚げされた真珠は選別、穴明、漂白・調色・連組といった作業によって加工処理されます。 処理し、仕上げされたネックレス(連珠)とバラ珠は更に同一種類に分類ののち評価されます。 金子真珠は中・高級品質を中心とした品揃えが特色で、特に指輪、イヤリングなどに使用されるバラ珠は業界中、トップクラスとの評価を内外から得ております。
■加工作業
1.浜揚珠の選別 養殖場より浜揚げされた珠を、リングやイヤリングに使われる片穴珠(片方だけ穴を開ける)と、ネックレスのように両方穴が開いている両穴珠の細工用に選別します。 |
 | 2.穴あけ作業 選別された真珠を、それぞれの目的に応じて、穴あけ機を用い、両穴・片穴をあけます。 |
 | 3.漂白・調色 シミや汚れのあるものにはシミ抜き、漂白を行ない、その後調色を施します。 |
 | 4.バレル研磨 とうもろこしの芯を細かく刻んだチップ(ほどよく真珠より柔らかく、ちょうどいい固さ)、研磨剤、ワックスを使用し研磨します。 |
 | 5.真珠の選別 色合いや品質によって選別します。 |
 | 6.連相選別・連組作業 片穴珠はリング、イヤリング等の製品になります。 両穴珠は緻密な連相を作るため、さらにサイズ別に形・瑕・色・照り・巻きの五要素、一定の基準によって選別し(連相選別)、揃ったものどうしを選び取り、ネックレスに仕上げていきます(連組)。 |
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直営店・デパート店での販売
 1980年、旧長崎ビルに長崎店を開設、直営販売を始めました。職域販売やホテル会場での展示会など、外商販売活動を開始するなど、着実に販売拡大し、店舗数は2007年に10店舗となる予定です。
■金子真珠店
大丸東京店(2007年夏開店)、
大丸京都店、大丸梅田店、神戸店、HEPナビオ店、長崎浜町店、ホテルニュー長崎店、佐世保店、福岡店
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金子真珠の歴史
■採光のよい神戸で創業
株式会社 金子真珠は、昭和35年(1960)7月15日、真珠の加工、卸・輸出販売を目的に神戸市葺合区神若通(現神戸市中央区)で創業されました。 真珠の加工には自然採光が重視され、北方に六甲の山並が連なり、その山肌に反射する陽光が真珠の選別に最適なところから、主要な真珠のメーカーが神戸に集中し、当時から真珠の集散地となっていたのです。
■特色は自社養殖の浜揚げ珠
加工に供する真珠の大部分は、自社養殖場生産の浜揚げ珠でした。これは現在も変わっていません。
■本社ビル竣工と業績の飛躍的拡大
真珠は美しさを保ってこそ初めて顧客の満足を得るとの考え方で、会社は加工技術の向上と陣容の整備、さらに販路の拡大に全力を傾注していきました。 その結果、業績も順調に推移し、昭和37年(1962)2月、神戸市葺合区御幸通(現神戸市中央区)の大洋ビルに、営業部門と管理部門を擁した事業所を開設することになりました。そしてその年、加工、営業、管理部門を統合した本社工場の新築計画が着手されることになりました。 その後も会社の規模は拡大の一途をたどり、昭和38年(1963)の暮、神戸市東灘区の現在地に本社工場が竣工したときには、開業初年度と比べて業績は飛躍的に伸び、仕入量は9.5倍、売上高は12.5倍、社員数は3倍の規模に達していました。
■自社製品に付加価値をつけて
金子真珠の事業の一環として、自社真珠に付加価値をつけ、宝飾品として販売すべく、昭和38年(1963)4月、国内小売部門が開設されました。 第1号店として長崎店(長崎市大黒町水産会館内)がオープンして以降、小売販売が積極的に進められることになりました。
昭和55年(1980)5月には、国内小売部門を分離独立し、株式会社金子真珠店が設立されました。店舗は神戸、長崎、福岡、パシフィック店、御影店と拡大していきました。
昭和55年以降はナビオ阪急店、佐世保店を開設。昭和58年(1983)には、大丸百貨店にて初のデパート進出を果たしました。
平成16年に再び、加工・卸と小売部門を統合し、新・金子真珠がスタートしました。 さらに平成17年10月、金子漁業株式会社から真珠養殖部門の譲渡を受け、ここに生販一貫体制が確立しました。 現在、養殖場から始まって、小売店舗に並ぶまでの全ての工程を金子真珠が担い、高級かつ高品質の真珠をより多くの皆様にお届けできますよう精励しております。
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金子グループ企業の紹介
株式会社 金子真珠以外の金子グループ企業主要4社をご紹介します。
■ニュー長崎ビルディング株式会社
「ホテルニュー長崎」の運営会社です。ホテルニュー長崎は昭和63年開業の長崎初の本格的なシティーホテルとして営業を開始しました。お客様満足度を追求し、誠実で暖かいサービスを永遠のテーマとしています。 平成2年の第41回全国植樹祭、平成7年の戦後50年慰霊の2回、天皇・皇后両陛下がご宿泊されています。 JR長崎駅の隣に位置し、地上13階、地下3階、客室125室、レストラン、バー等も兼ね備えています。是非一度ご利用ください。
● ブライダル ● フィットネス ● サロン 「サロン ド ポーラ REI」 ● 中華料理 「桃林」 ● 日本料理 「錦茶房」 ● テラスレストラン 「ハイドレンジャ」 ● スイーツ 「ケーキブティック」 ● 長崎名店街
http://www.newnaga.com/information/index.html
■東洋漁業株式会社
大中型旋網漁業を営む会社です。3船団15隻により、五島沖、対馬沖、日本海、東海などの近海でアジ、サバ、ブリ、マグロ漁を展開しています。 さらに冷凍事業では、原魚の買付・販売、凍結・保管を行なっています。
■金子産業株式会社
石油販売事業、魚類養殖事業、飼料生産販売事業、食品事業を行なっています。 石油販売事業は、給油船5隻、陸上タンク4基を保有し、主にA重油、C重油、灯油、軽油、潤滑油を取り扱っています。出光興産、モービル石油を元売取引先としています。 魚類養殖事業は、養殖場を長崎県内に4事業所もち、マグロ、フグ、ハマチ、ヒラスが生産の主力となっています。また、鷹島の栽培研究センターでは、マダイ、シマアジ、フグの人工栽培に行っています。 飼料事業は、魚類養殖の配合飼料の製造販売を行い、一般飼料とEP飼料合わせて1万6千トンを生産しています。 食品事業は、水産物の加工販売を行なっています。 第一工場では大手スーパー・生協で販売されているフレッシュチルド、第二工場では、焼き魚、煮魚、フライ製品が生産されています。大手メーカーの冷凍食品として店頭に並んでいます。
■兼井物産株式会社
海外旋網事業を営む会社です。昭和31年に東海、黄海の漁場を開拓して始まり、現在は漁船2隻により南太平洋でカツオとマグロ漁を展開しています。
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