- 真空保存容器ってどんなもの?
- 真空保存容器を使う利点とは?
- どんなタイプの保存容器があるの?
- 保存だけじゃない!真空保存容器の利用法
真空保存容器ってどんなもの?
真空とは、空気などの物質がまったくない状態のことを指します。科学的にはこの状態を「絶対真空」と呼びますが、実際に作り出すことは不可能といわれています。一般的にいう真空というのは、その空間から空気をほとんど吸い出して、気圧を低くした状態のことを意味するのです。つまり、真空容器とは、容器の中から空気をできる限り抜いた状態にすることができるものということになります。では、なぜ真空状態にする必要があるのでしょうか。空気に含まれている酸素は、物質を酸化させてしまいます。酸化するということは、たとえば食品なら鮮度や品質が落ちてしまうのです。つまり真空保存容器に食品を保存すれば、通常よりも長く鮮度を保つことができるということになります。
真空保存容器を使う利点とは?
ある程度保存できれば真空保存しなくても…と思う人もいるかもしれません。しかし真空保存をすることは単に鮮度を保って長く保存できるだけではないのです。食品が空気にふれて失われるのは鮮度だけではありません。食品のもつ栄養素も徐々に失われていってしまいます。その点、真空保存容器を使えば栄養素も中で保たれるのです。真空保存容器で食品を保存することによって、日々の健康にも配慮することができますね。また、栄養素ももちろんですが、真空で保存することによって、食品に対し菌の繁殖を防ぐことができ、空気に触れている状態よりも食材を長期間保存することができます。
どんなタイプの保存容器があるの?
真空保存容器にはさまざまな形状があります。野菜など、かさ高いものに関しては、キャニスターなどの容器を使うことになりますし、肉類などなら袋タイプを使うこともできますね。どちらも空気を抜く方法は2通りです。手動のポンプなどを使って空気を抜くタイプと電動で空気を抜くタイプがあります。手動の場合は空気を抜くのにかなりの力が必要になるようです。時間や労力を節約したい人は電動タイプをおすすめします。
保存だけじゃない!真空保存容器の利用法
真空保存容器を使って、料理の時短ができてしまうのはご存じでしょうか。実は真空状態にすることで、食材に味が浸透するのを手助けすることができるのです。たとえば、時間がかかるイメージのつよい漬物やピクルスは、液の中に食材を入れ、真空状態にすることでたった1時間ほどで完成させることができます。また、この浸透の良さを肉の味付けに利用することもできますよ。真空保存容器を上手に利用することによって、長期保存はもちろんのこと、面倒な下ごしらえの時間もあっという間に短縮してしまえるのです。
暮らしの幸便
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