少しでも長く食材の鮮度を保ちたいなら…真空パックで楽チン保存！

買い物に行く時間が限られていたり、少し不便な場所に住んでいたりするとスーパーに行くとき食材をまとめ買いをしている人も多いのではないでしょうか。また、特売品を見るとつい買いすぎてしまう人もいるでしょう。しかし、使い切れずに腐らせてしまい、ゴミ箱行きになってしまったらもったいないことです。真空パック器を使うと食材の鮮度を保ち、長期間保存することが可能になります。その理由についてご紹介しましょう。

食べ物が痛んでしまうのは空気が原因だった！

鮮度が命の生鮮食品は、肉や魚、野菜などが挙げられます。多くの人がいろいろと工夫して、その食品の鮮度を保つための知恵を絞っているのではないでしょうか。新聞紙に包んだりラップを使ったり、野菜であればそれぞれの種類によって根を残す、葉を取り除くなど、鮮度をできるだけ長く保つノウハウがたくさんあります。しかし、生鮮食品ごとに違った保存方法をするのは大変ですし、やり方を覚えるのもそう簡単ではありません。食材の鮮度を保ちながら寿命を伸ばす根本的な原因を知っておくことで、食材が傷んでしまうことを防げる可能性があります。傷みが進んでしまう理由のひとつに、酸素があります。食材は酸素にふれることで、どんどん傷んでいくのです。酸素があると食材に付着した微生物が増殖し、カビや細菌を繁殖させます。食材を酸素にできるだけ触れさせないようにすることで、保存期間を延ばすことができます。しかし、鮮度は保てるのかという問題がありますが、食材に含まれる水分をキープしながら保存できるのが真空パックです。真空パックは食材が空気に触れないようにすることで、鮮度を保ちながら長期間保存することが可能なのです。

ただの冷凍保存ではダメ？

食材をすべて真空パックにしておけば、鮮度や保存期間が延びるということはなんとなく分かるけれど、冷凍しておけば良いのでは？と考える人もいるでしょう。一般的には、作りすぎて余ってしまった料理や、小分けして食材を長期保存したいときには冷凍保存をすることが多いです。しかし、冷凍保存すると密封された状態でない場合には、食材の水分が失われることになります。これは冷凍焼けといわれていますが、食材の風味が著しく変化してしまうこともあるのです。さらに、保存状態によっては、肉や魚、野菜の細胞を破壊してしまうことになり、解凍したときに水分と食材が分離してしまう可能性もあります。つい食材が余ってしまうと冷凍庫に入れておくという習慣がついているものですが、いざ解凍しようとしたときにとても時間がかかるのもデメリットといえます。冷凍保存をするときに鮮度を落とさない方法は、やはり密封して食材が空気に触れない真空パック状態にしておくことが大切といえるでしょう。

鮮度に風味…真空パックで保存することのメリット！

食材の鮮度や風味を損なわずに、できるだけ長く保存するには空気に触れない真空パックがおすすめといえます。真空パックで保存するメリットについてまとめると、食材が空気に触れないことで、食材の酸化を防ぎ長く保存することが可能になります。さらに、カビなどの微生物や細菌が増殖するのを防ぐことができるのです。真空パックにすることで、食材自体の水分を逃すことなく鮮度を保つことができるのもメリットといえるでしょう。食材をムダにしてしまう理由のほとんどが、腐らせてしまったためといわれています。特に気温が高くなる春から夏にかけては細菌の繁殖が活発になるので、気付いたらカビが生えていたということもあるので注意が必要です。さらに、手軽にできる冷凍保存は食材の保存状態によっては風味が落ちたり、冷凍焼けを起こしたりすることがあります。解凍に時間がかかってしまうので調理が面倒と感じている人も、真空パックを使って冷凍するのをやめて冷蔵で保存すると調理も楽になるのではないでしょうか。真空パック器は、操作もそれほど難しいものではなく、価格も手が届きやすい商品もあります。さまざまなタイプの商品が出ていますので、一度検討してみる価値はあるでしょう。

実際に食材は真空パックでどれくらい長持ちする？

ほとんどの食材や余ってしまった料理などを真空パックにすることで、食材のムダを省くことが可能になります。家事も効率化できますし、長い目でみれば食材をまとめ買いしても保存がきくため、家計の節約になる可能性もあるでしょう。時間とお金、両方にメリットをもたらすのではないでしょうか。しかし、真空パックは実際に食材がどれくらい長持ちするのか気になる人も多いでしょう。食材や保存方法によって期間は異なりますが、肉は冷蔵庫で保存するときには3日くらいが目安です。真空パックにして冷蔵保存すると5日ほど保存することができるでしょう。冷凍する場合は、4カ月くらい保存が可能なのですが、真空パックにすることで1年ほど保存ができるようになります。魚の場合も同様で、真空パックにすると冷蔵で5日くらい保存ができます。冷凍にすると1年くらいが保存可能な目安となります。真空パックは単純に保存期間を延ばすだけでなく、食材の鮮度もしっかり保ってくれるので、風味もそのままというのも嬉しいポイントです。