真空パックの袋選び!袋の材質を考えなきゃいけないって本当?

真空パックの袋選び!袋の材質を考えなきゃいけないって本当?

真空パック器は食材の保存に役立つ便利な機械です。真空パックで保存することで、食材をより新鮮な状態で長持ちさせることができ、風味も逃がさず保存することができます。しかし、パッキングに使用する袋はどのような材質でも良いわけではありません。というのも、一般のポリ袋では、袋の素材によっては真空状態にならないことがあるからです。そのため、パック器を使う際は袋選びにも注意を払わなければなりません。そこで今回は、真空パックに適した袋選びにについてご紹介したいと思います。上手に真空状態にするためにも袋の材質にもこだわり、最適な真空パック保存をしましょう。


普通の袋ではダメな理由

一般的な袋は真空パック器との相性があまり良くありません。スーパーなどでもらえる袋や市販されているビニール袋は、一見密閉されているように見えても、袋の表面からどんどん空気が入り込んでいます。その理由は、そういったビニール袋が気体を透過させてしまう素材でできているからです。また、普通のビニール袋では真空にするときに袋の内側がくっついてしまい、うまく空気を吸い出すことができないという点も、真空パックに不向きな理由の一つです。普通のビニール袋を使うと、せっかく真空パックにしても食材の品質を保つことが難しくなります。真空パックにする際は真空パック器専用のパックを使うか、袋の材質をよく確認して気体遮断袋やガスバリア袋などの気体を透過させることのない袋を選ぶようにしましょう。


真空パックに適している袋の材質で、最も一般的なのはナイロンポリ袋です。ナイロンポリ袋というのは、その名の通りナイロンとポリエチレンが重なっている袋のことをいいます。ナイロンは空気を透過しにくく、ポリエチレンはシーラーで圧着しやすい素材です。またナイロンは、耐熱や耐冷、耐油性に優れている素材でもあります。こうしたそれぞれの特性を兼ね備えたナイロンポリ袋は、真空パック専用袋の代用としては適した材質だといえるでしょう。ナイロンポリ袋であれば、真空パックにした食材を冷凍庫でも保存できますし、油を含んでいる食材でも成分が染み出すことなく保存することが可能になります。このような理由から、一般的な真空パックの材質にはナイロンポリ袋がよく選ばれています。


袋の種類の見分け方

ナイロンポリ袋は、見た目は透明なので普通のポリ袋と見分けがつきません。また、触って確かめてみても材質の違いまではわからないでしょう。ナイロンポリ袋とただのポリエチレン袋を見分けるためには、シール幅を確認してみると良いでしょう。ナイロンポリ袋のシール幅は5mm以上ありますが、ポリエチレンのシール幅は1~2mm程度しかありません。また、印刷のプラマークがある場合はそこをチェックしてみてください。ナイロンポリはプラマークのそばに「PE,PA」と記載されていて、ポリエチレンの場合は「PE」とだけ表示されているので、見分けるための目安になるでしょう。また、ナイロンポリは開口部分がカールしているという特徴を持っています。ナイロンポリかどうかを見分ける際にはこれらの特徴をチェックすると良いでしょう。


安い袋が使えるの?

真空パックの袋はパック器専用の袋でなくても、ナイロンポリ製であれば使えることがあります。もちろん真空パック器専用の袋の方が、性能が高く食材の保存効果も良いですが、その分だけ価格が上がりランニングコストもかかりがちです。一方、ナイロンポリ袋は比較的安価に手に入れることができ、真空パック器を経済的に使いたいという人には打ってつけの袋になってくれます。ただし真空パック器の機種によっては、専用の袋で機械にかけないと袋内部を完全に真空にできないこともあります。真空パック器のランニングコストを抑えるなら、専用の袋以外でも真空パックができる機種を選ぶのも節約できる一つの方法です。このようにパック袋などの消耗品でも、やり方次第で安いナイロンポリ袋に代用できるので、「真空パック器は欲しいけど毎回専用の袋を買うのは躊躇してしまう」という人は、専用パック以外の袋も使用できる機種を選ぶと良いでしょう。


真空にするために材質にはこだわろう

食材の保存や鮮度にこだわるなら、真空パックの袋にもぜひこだわりを持って選んでみてください。市販されているナイロンポリ袋にくらべると、専用のパック袋はいくらか割高になりますが、せっかく真空パック器を使うなら完璧な真空状態にして、おいしい食材を一番良い状態で保存したいもの。せっかく高品質な真空パック器を使っていてもコストを優先しすぎてしまえば、その機能を存分に発揮させることができなくなってしまいます。真空パックの袋にはそれに適した材質というものがあります。ナイロンポリ袋などは安価で代用できるものではありますが、やはり専用の袋とくらべると保存した状態をキープできる時間の差は歴然です。より良い保存状態をより長く持続させるためには、ほかの袋で代用するのではなく、真空パック器専用につくられた袋を使うことをおすすめします。


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